シリーズ|地域から日本を翻訳し直す。【1】

4.21 Sat

14:00 ~ 17:00
 13:30【開場】

一般:¥3.000
会員・大学生:¥2.000
高校生以下:無料

場所:STUDIO KICCALO

辻 麻里子

英学塾 代表 [website]
環境問題翻訳チーム・ガイア 主宰

大阪生まれ。カリフォルニア大学バークレー校文化人類学科を卒業。サイマル出版会を経て、翻訳に従事。1994年より「環境問題翻訳チーム・ガイア」を主宰。同チームで2004年より「英学塾」も開塾し、現在に至る。

職住接近の暮らしを目指し実践するなか、都市化・郊外化が人々の暮らしや文化をどう変容させてきたのかをきちんと考えたいと、東京大学大学院(都市計画専攻)に入学。大学院修了後、地域で多様な縁を紡ぎつつ、公園や駅前などで、まちかどシリーズ:マルシェ/カフェ/ライブラリー等を多くの人と共に展開中。

共訳書に『世界の資源と環境』(日経BP社)、『環境再建』(創芸出版)、『地球環境危機を前に市民は何をすべきか』(中央法規)など。共著者に『やさしい日常英会話』(西東社)。

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 お話のポイント:
「田園都市」という言葉がイギリスで生まれる背景と本来の意味を辿り、それがどのように日本流に「翻訳されて」持ち込まれ、私たちの暮らしに影響を与えているのかを考える。

「都市を新しい土地で作り出すことは可能である。農業と都市には連鎖的な有機性があり個々は切り離されて存在はしない」

エベネザー・ハワード

 キーワード:
エベネザー・ハワード、レッチワース、産業革命、田園調布、東急田園都市線、Town、Country、Town-Country、Garden City

申込終了

なぜ、いま、翻訳し直すのか。

2018年の今年は、明治150年に当たります。明治維新から日本は近代化に舵を切り、欧米の文化文明を積極的に取り込んできました。日本は当時の世界情勢の荒波を上手に乗り越えてきたとする見方がある一方で、それまで培ってきたかけがえのないものを失ってきたとする見方もあります。

近世から近代に急速に時代が変わっていく中で、日本各地にはたくさんの私塾が生まれ、欧米の文化文明を理解しようする学びの場が花開き、辞書が作られました。例えば大阪の適塾から育った福沢諭吉の翻訳は、欧米を理解する上での有効な助けになりました。それは、単なる言葉の置き換えではなく、文化の隔たりを埋めようと研鑽を積んだ成果でした。

しかし今日の私たちから見ると、その解釈に少なからず違和感を感じることもあります。当時、言葉の背景にある欧米の文化文明の真髄を捉え切ることができなかったこともあるかもしれませんし、漢学を含めた日本古来の文化に添うような言葉を見つけることができなかったこともあるでしょう。さらに近代から現代へと移り変わる中で、本来の意味を離れ日本流に勝手に翻訳してしまった言葉もあるかもしれません。

「土曜日の会」では、そうした言葉を「翻訳し直す試み」をシリーズで開催します。コーディネーターとして、辻麻里子さん( 環境問題翻訳チーム・ガイア主宰/英学塾代表)をお迎えし、言葉の翻訳を通して日本と相手の国の文化文明を捉え直していきます。

第一回目は、「田園都市」を翻訳し直します。田園都市という言葉にはイギリスのエベネザー・ハワードの考え方が下敷きにありますが、ハワードが本来目指していたことと、いま日本で使っている意味には隔たりがあるように思います。皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

 

ハワードの三つの磁石
ハワードは Town と Countryを合わせたTown-Countryを理想の街と考えた。
それは、Garden City(田園都市)と同じなのか、違うのか。

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