私が主宰している英学塾の愛弟子の秦野真愛さん(13歳)が、先日の土曜日の会に参加。真剣に話を聞いてくれて、その後レポートを仕上げてくれました。中学一年生が、エベネザー・ハワードの田園都市構想をどう捉え、自分のなかでどう消化し、そして、自分自身で未来の都市をどう構想したのか、ぜひお読みください。私たち大人にとって考えさせられる要素がたくさん含まれています。

「田園都市を翻訳し直す」というテーマを、これからも大切に、多くの人と一緒に育てていきたいと思います。(辻麻里子)

 


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3 thoughts on “MANA レポート|田園都市を翻訳し直す。

  1. Dear Mana
    Thank you so much for your wonderful report on the Howard’s Garden City concept. I am truly amazed and impressed! Just can’t imagine how many hours you must have spent writing this!

    と、まなちゃんの英語の先生らしく、英語で書いてみました。ここからは日本語です。このレポートの素晴らしさは、多くの文献に当たり、極めて的確にハワードのメッセージを理解し、それを現代の視点から、また、宮前区という視点から、自分自身の経験に照らし合わせて再考し、さらに未来に向けて自分の考えを構築している点だと思います。

    このレポートを書いている途中に、まなちゃんから質問をもらいましたね。「Town+Country=Town-Countryの概念に基づく都市が、Garden City に当たるならば、Past +Future=nowの、概念に基づく都市の名前に最も当てはまるものはなんですか? 教えて頂けたら嬉しいです」と。

    その時、sustainableという言葉はどうでしょう、と答えました。これは「持続可能な」(形容詞!)というキーワードですが、この頃よく目にします。ただ、この言葉は本来の意味を理解せずに使われていることも多いように思えます。

    元来は、単にものごとが継続することを意味したのではなく、もともと環境問題の「持続可能な発展(Sustainable Development)という概念から出てきたものです。その主要なメッセージは、1987年に国連「環境と開発に関する世界委員会」(ブルントラント委員会)が公表した最終報告書にある、「将来の世代のニーズを満たす能力を損なうことなく、今日の世代のニーズを満たすような開発」です。

    つまり、まなちゃんの言う、過去から未来に向かって、今なにすべきかを考えるための言葉です。この概念から、2015年9月の国連サミットでは、SDGs (Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)も採択されています。また時間があったら、これも調べてみてくださいね。

    広い意味での持続可能性を求めて、いろんな人がいろんな立場で考えており、ハワードのガーデンシティは、それを「まちのかたち」から考えた、きわめて先駆的な取り組みだったと思います(^o^)

    また大人も子供も一緒に、いろんな勉強をしましょう!素敵なレポートをありがとう!

  2. 秦野真愛様
    すばらしいレポートありがとうございます。「田園都市」を構想するって、ものすごく面白いことだと思います。MANAタウンもとってもいいですね。夢があってすごくいい。土地の用途の面積割りや人口の割振り、よくよく見ると真愛さんのお考えがなんとなくですけどわかるような気がします。

    縦のつながりっていう考え方も都市のもうひとつの大切な文化の伝承といった機能に気づかされました。起伏に富んだ大地の上に川や森があって、その一枚上に、家や建物、道路、橋、図書館などの都市施設があって、それらの配置は、そこのコミュニティが最もよく機能するようにデザインするってことかもしれないですね。

    自然の地形を活かした上下水道とか、農作物や肥料、商品の交換システムとしての市場、お店、文化集会の基盤などいろんな組み合わせがあっていいと思う。たくさんのことを同時に空間として解決していく醍醐味って、すっごくあると思います。

    そして、MANAタウンの縦の軸のシナリオをぜひ知りたいです!どういう物語になって、どこから、どうやって、誰が、何を、どうするのか?この物語もぜひ聞かせてほしいです。とっても素晴らしいレポートありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。

  3. MANA レポート拝見しました。13歳の子が書いているとは信じられないくらい、すばらしい。リサーチをした上で、その内容を理解し、それの結果に対する自分の考えをきちんとまとめている点がとても良いですね。

    あえて、一言、MANAさんの今後を考えて言わせてもらうと、これから街をつくっていこうとするときには、その時代の思想や技術や社会状況に対する判断など、その時だけが持っている諸々の知見の影響下で考えざるを得ない限界があることを知って欲しいと思います。つまり街をつくる形にはたくさんの選択肢があって、いつもブレる。後から考えると、なかなか正解にはならない。

    そのことを前提とした時に、揺るがない実感を自分の中で育てた上で、そこから発想していくことが大切だと思うのです。例えば、小倉さんは生まれ育った土橋の良さを実感として全人格の中に刷り込んでいるところから発想しているから説得力があるし、辻さんは宮前区での暮らしを生きた中から宮前区を故郷として自分の中で育て、そこから宮前区が持っていて欲しい街としてのあり方を発想しているから説得力があると思うのです。

    情報や知識は必要だし、大事です。でも、最後は自分の中で育てた揺るがない実感から発想し、行動していくことで、周りの人が共感して動いてくれて、街が本当の姿に近づいていくと思うのです。言うは易く行うは難し、ですが、街づくりには、時代や知識などを超えた、街をつくることを真剣に考えられる人の実感こそが大事だと思うのです。

    MANAさんには無限の可能性を感じましたので、あえて、まちづくりの片棒を担いできたおじさんから、言わせていただきました。それにしても、MANAレポートはすばらしい。

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