2016.8.2   2021.7.15【更新】 

2015.12.20 シネマカフェ第1回 上映作品

テーマ:お金と暮らし

映画:うつし世の静寂に  [2010年完成  94分] 

 

大都会の一角で、人も神様も居場所を探している。

ジェフリー・アイリッシュ

解 説 :
 
無尽講(むじんこう)

 

  • 村落社会で暮らす人々の絆を育んでいる「講」という行事のひとつ
  • 無尽講はお金を融通し合う講であり、今の保険や銀行の役割を担う。
  • 講は主に20軒〜30軒の戸主が家の座敷に集い行われる。
  • 講には必ず神仏の描かれた「掛け軸」が掲げられる。
  • 道や川を整備する「地神講」、先祖供養を目的とする「念仏講」、山を詣でる「富士講」や「御嶽講」など講は無数に営まれた。
  • 講が繰り返されることで絆が深まり、村祭りなど大きな行事を行うことができた。

日本各地で無尽講が営まれてきたことで明治の近代化を迎え、新たに導入した銀行や保険制度に対し迅速に対応することができたといわれている。

掛け軸 上座

座敷の上座に掲げられたお釈迦さまの掛け軸。 人々のやりとりを見守っている。(無尽講)

感 点
参加者 
の心の動き

 

  • 自分を生かせる道だから「農家にお嫁に行きたかった」という言葉。
  • なぜ風土を失ってきたのか問う必要があります。
  • 人に迷惑をかけることで人とつながることができる。
  • 道徳心を身につけるのは大人になってからではダメ。
  • 人がまず身を委ねる。この姿勢が風土を作る。
  • 人と風土が直り会う。
  • お金を介さない人のつながりを考えることが大事ではないか。
  • お金が全く無いのは困るけど、無いことで人にお世話になるきっかけが生まれることもあるという言葉。
  • 田んぼの畦つけ(クロつけ:畦を作ること)をしているお爺さんが、自分の姿を映画に記録して欲しいといったのは、後継者がいないからなのか。
  • 掛け軸に描かれた神仏が「人の欲の暴走を防いでいる」のではないかという問いかけ。
  • 稼ぎと仕事の違い。仕事が消えつつあるように思う。
  • お金をもらわなくてもやらせて欲しいと思うときがある。
  • 講は男性だけが参加するイメージ。しかし裏では女性が支えている。
  • 家の座敷の役割。
  • 先人とつながっているという時空を超えた意識。
  • 神や仏と自由に付き合う日本人

※言葉の意図を伝えるため加筆しています。

 

課 題
参加者の言葉から

 

昔ながらの共同体はよかったというのは同感だが、現代にどう生かすのか、その方向性が見えない 。 

 


DVD うつし世の静寂は、ささらプロダクションのウェブストア Tamaca にて販売中。

       

YOU MAY ALSO LIKE