むかし茶|桜野園
むかし茶
- 再入荷人気商品
とにかく一度は味わってほしい「種から育てたお茶」
種から育てたお茶と聞いてその味が想像できる人はそれほど多くないと思います。というのは、一般的に私たちが口にするお茶のほとんどは挿し木で増やして育てたお茶だからです。ですから、とくかく一度、味わってほしいのです。種から育てたお茶がどのような味がするのかを。
もしあなたが目の前にいて、私がむかし茶を差し出すことができれば、わたしは何も言わず「とにかく飲んでみてください」とだけ言うでしょう。それほどむかし茶は持つ香りも味も、普段口にするお茶とは違うと思うからです。
心地よい苦味が嬉しい。
お手元にむかし茶がと届いたら、まずお茶そのものを味わってほしいのです。そしてむかし茶が持つ個性が味わえたなら、次はあえて比較的甘みの強い羊羹などの餡子系のお茶菓子と合わせて飲んでみてください。
まず鼻にスーッと抜ける緑の香りは、甘い餡を口にした後でもよくわかると思います。次に追いかけるようにお茶の味わいが喉を抜けていきますが、甘みの後に来るむかし茶の個性的な渋味、それは本当にたまらない味わいです。むかし茶には餡の甘みに負けないだけの野趣あふれる苦味があります。
人によっては洋菓子と合わせておいしく頂くこともできるでしょう。ぜひ、お好きなお茶菓子と食べ比べて楽しんでみてください。
桜野園の原点ともいうべきお茶
写真提供:松本和也|桜野園
桜野園は初代当主が昭和2年に茶園の開拓に着手し、翌3年に最初のお茶を植えたことに始まることは別の場所で触れました。むかし茶のサブタイトルを見ると、「ひいじいちゃんが植えた」とあります。むかし茶は初代当主から育てられてきたお茶であることがわかります。
上の写真には「創設十週年」の文字が見えます。ということは、写真は戦前に写されたものなのでしょう。人々の後ろに見える茶畑は刈り込まれていてとても美しく、丁寧な仕事ぶりが伺えます。
こうした桜野園の姿勢は現在の四代目当主、松本和也さんにも脈々と受け継がれています。無農薬、無化学肥料、在来種、自然栽培など桜野園のお茶の特徴を表す言葉はいくつもあげられますが、それを成し遂げるにはお茶に対する並々ならぬ気遣いやご苦労があるのだろうと思います。もちろん育てる喜びもあることでしょう。
いずれ桜野園のある熊本県水俣市を訪れ、和也さんの仕事ぶりや水俣という土地柄もみなさんにご紹介したい思います。
文:由井 英(映画監督)
品名 | ひいじいちゃんが植えた「むかし茶」 |
---|---|
名称 | 煎茶 |
原材料名 | 緑茶 |
内容量 | 80g |
賞味期限 | 2023.3.08 |
生産者 | 桜野園 |
代表 | 松本和也 |
原料原生産地 | 熊本県水俣市 |
特徴 | 種から育てた在来種の一番茶(無農薬、無化学肥料) |
ログインすると、レビューを書くことができます。
会員ではない方は、新規会員登録をして頂く必要があります。
ご意見、ご感想をお待ちしております。