都心でも雪が降り、目が覚めたときに畑に少し雪が積もっていました。今日は多摩センターの東京都埋蔵文化財センターの企画展「ひと×いきもの」で『オオカミの護符』の上映があるのです。

この天気の中、はたしてお越し下さる方はいるのかしら…と、やや心配気味に会場に向かって見れば、なんと既に「映像上映会は満員になりました」との貼り紙が出て、会場は締め切られていました。半信半疑で受付に尋ねると、「オオカミの護符は満席です。定員100名のところ2倍近い人が見えて、立ち見の方ももういっぱいです。」というではありませんか。

会場の外には、中に入れなかった方々も大勢いらして、この足元の悪い中をこれほどたくさんの方が『オオカミの護符』を見にお越し下さったと思うだけで胸がいっぱいになりました。上映会場に入れなかった方は、学芸員さんが特別に展示の解説をして下さるなどご配慮いただきました。お帰りになった方も再度の上映を望まれていたとのことで、都埋文では、来月にも再び上映会を企画下さることになりました。日程が決まり次第、こちらのホームページにご案内します。

映画の公開から既に12年、書籍の出版からは9年が経ちますが、ゆっくりじっくり広がりつつあるのを感じています。上映後の質疑応答も次々と手が挙がり、関心の高さも実感しました。

会場は小田急と京王線、そして多摩モノレールが交わる多摩センター駅から徒歩3分ほどの便利な場所です。駅を降りた瞬間に「合理的(計算された)な街」と感じました。その印象は、埋蔵文化財センターの展示解説によって合点が行きました。多摩ニュータウンは稲城、多摩、町田、八王子の4市にまたがる日本最大のニュータウンであり、その開発の中で発掘されたものが、このセンターに収蔵されているといいます。

すなわち、多摩ニュータウンでの遺跡発掘も日本最大規模で行われたのだそうで、その埋蔵品は圧巻です。近代の大規模開発が古層に眠る遺物を掘り起こすというパラドックスも妙に面白く、アスファルトの上の世界とアスファルトの下の世界が埋蔵文化財センターで交わっているのです。常設展の縄文土器は手で触ることもでき、縄文ファン垂涎の展示でもあります。ぜひ、お運びください!(mico)

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