苺練乳の天然かき氷

2回目の試食会は、カフェスタッフの友人知人をお招きし行われた。谷戸の下のOPEN後に、お客様をお迎えすることを想定した実践の場が始まった。

ランチメニューの谷戸伽哩と旬彩サラダには小さい天然かき氷がついたセットがある。ちなみにこの日に出した天然かき氷は、抹茶あずき、黒蜜きなこ、橘の氷と苺練乳。

実は、この苺、試食会当日の午前についたまさにフレッシュな苺だった。苺が到着した途端に、スタッフのみんなは急いで準備に取り掛かった。みんなテキパキ苺のヘタを取っていく。仕事は早い。

苺は、私の実家がある信州川上村で作られているサマープリンセスという品種のもの。6月初旬、生産者の中島久重さんをスタッフとともに訪ねた。

谷戸の下では、できるだけ生産者の方を訪ね、顔の見える関係を作りたいと考えている。谷戸の下と生産者の間に、「もの」だけが行き交っている、というようなことにはしたくないというのがみんなの気持ちだ。顔を見合わせることがお互いに仕事の励みにもなる。これからも仕入先にはなるべくスタッフとともに各地に足を運びたいと思っている。

久重さんは、最後に極上の大粒のいちごをお土産に下さった。

「こいつ(私のこと)を、応援したいから」と添えてくれた一言が心に沁みた。

私は故郷の川上を10代で離れ、人生の半分以上を故郷以外の土地で暮らしてきた。それでも同郷の者として扱ってくれることに故郷の温かみを感じた。率直に言って、とても嬉しかった。

午前中に川上から出発し、午後には白州の道の駅に出店している天然氷の蔵元、八義をみんなで訪ねた。天然氷のかき方の修行である。氷おじさんこと、高橋さんにしばらくぶりに再会。いつも高橋さん古くからよく知った親友を向かえるように私たちを受け入れてくれる。気さくな人柄だ。

早速氷かきの練習開始。ふわっ、ふわっと氷をかく高橋さん。見た目には簡単そうに見えるが、本当はかなり難しい。同じかき氷機を使っても、かく人で仕上がりは全く違う。当然、食べるときの美味しさも全く違うのだ。

ここで詳しいかき氷のかき方論を展開するわけにはいかないが、ちょっと1日や2日練習したぐらいでは身につけることができないテクニックを要とする。私たちは昨年に続き、2年連続で研修に来ている。研修を重ねるたびに少しづつコツを得ているものの、どうしても行き着かない点がまだまだある。練習の成果は谷戸の下をOPENしてからのお楽しみ。ご期待ください。スタッフにはプレッシャーですね。みんな頑張って!

この夏、谷戸の下の天然かき氷、ぜひご賞味あれ!