「谷戸の下」試食会

2019.5.18 春ものがたり

「おぉ、これはいいね、美味しいね!」と、強く言い切る人。少し遠慮がちに「う~ん、ちょっと甘みが強すぎるかな…」と呟く人。人の味覚や好みは一様ではないですね。加えて「子供には辛いよ」「お年寄りにはもっと柔らかく」と、来店下さるであろう方々を様々に思い描きながら、皆さんに「〇」と思っていただけるメニューを提供するのは簡単ではないと痛感しています。

5月18日の土曜日の昼、カフェ谷戸の下の開店に向けて3回目の試食会を開きました。朝からのぶさん、ともこさん、まりこさん、ペコさんの四人が厨房で手際よく分担して作業を進めます。しかも食事のみならず、天然氷のかき氷のお試しもあるとのことで、試食に臨む「試食びと」の期待は高まります。この日の試食びとは「土曜日の会」の運営メンバーの辻さん、大ちゃん、雪恵さん、そしてyui&micoの5名です。

風薫る爽やかな好天に恵まれ「一枚の畑」が見渡せるデッキで試食会を開きました。風雨に晒され、古びていたデッキもyuiが隅々までやすりをかけ、天然素材のペンキを塗ったばかりなので、新築のような清々しさです。畑に咲く柑橘の花々のなんともいえない芳香が漂い、早くお客様をお迎えしたい気持ちが高まります。   

「一枚の畑から〜山盛りサラダ」

今回「一枚の畑」からお料理に供せそうな野菜は、 そら豆、春菊、ブロッコリー、ミニかぶ、ラディッシュ、そしてハーブのディル…。4月末に植えた夏野菜や豆類の苗はまだまだ成長途中です。これまで、メニューづくりに関しては紆余曲折ありましが、スタッフが無理なく提供できる形から始めようという方針で、「一枚の畑から~山盛りサラダ 」×カレーもしくは、スープ&パンが有力候補となっています。

のらぼう菜の莢(さや)と桜えびのかき揚げ

さあ、いよいよ試食会のはじまり。一番手は「のらぼう菜の莢(さや)と桜エビのかき揚げ」です。驚きの一品に度肝を抜かれました。「のらぼう菜」は、多摩地区をはじめこの地域一帯の在来野菜ですが、種子の入った莢(さや)を食べるなんて、見たことも聞いたこともありません。ところが食べて納得!コエドビールとの相性も抜群。何より、目の前の畑との繋がりを強く印象づける逸品に、初っ端から一本取られました。

山盛りサラダセット (山盛りサラダ+天然酵母の焼きたてパン+
猪肉のリエット+季節のスープ)

メインの「一枚の畑から~山盛りサラダ」には、期待通り採れたて野菜がふんだんに盛られています。ドレッシングは「文旦とタマネギ」「梅酢」の二種類が用意され、お料理が次々とテーブルに運び込まれます。試食びとは感謝の気持ちを表しながらお料理を味わいつつも、皆、率直な意見を言い合うことがお店のためだと心に言い聞かせ、少し厳しい意見も飛び出しました。お店のスタッフは、どんな小さなヒントも逃すまいと、真剣に耳を傾ける姿が印象的です。千万の言葉を並べるよりも、百聞は一見に如かず。試食の写真をご覧ください!

のらぼう菜の莢のみならず、普通なら捨ててしまうそら豆の外皮、文旦の皮や種まで、手間と工夫で美味しいお料理になっています。こうして食材の無駄をなくす工夫にも驚きの智慧が発揮され、最後にわずかに出た生ゴミは「一枚の畑」の肥しになります。『オオカミの護符』をきっかけに集った仲間たちの挑戦は、すでに「谷戸の下」の流儀を生み出し始めています。         

「谷戸伽哩」 ごはんのお山で谷戸の地形を模してます

「谷戸の下」試食会”に 2 件のコメント

  1. 大切に育てられた素材が生き生きと輝いているお料理がずらり。写真をしばらく眺めてしまいました。谷戸の下ならではのメニュー、とても素敵です。夏に伺います。天然氷のかき氷も楽しみです!

    1. Kazuさん
      いつもホームページをご覧いただき、ありがとうございます。Kazuさんには、会社の設立の頃から見守っていただきお力添えもいただき、心強く思っています。13年の時を経て、『オオカミの護符』が縁で出会った仲間たちとともに、ようやく次のステップを踏み出せそうです。
      夏、こちらへのお越しを楽しみにお待ちしています!

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