「土曜日の会」参加者からの感想

鯛めし|上映後の菜話会の料理から

ささらプロダクションと長いお付き合いを重ねている上田英二さんから、今回の土曜日の会への感想をいただきましたので、ご本人の許可を得てご紹介させていただきます。(yui)


 秩父の通過儀礼3,4はとても印象深く、谷戸の下スタッフの皆様の秩父地方に取材した蒸しネギ、鯛めしなどの素晴らしいランチを楽しむことができ、由井さん、小倉さん他の皆様とゆっくり話をする時間を持つことができました。極上のひと時となりました。

 映画の印象の繰り返しですが、そこからは関係の世界で生きる歓び、その中にいることの安心感と幸福感が伝わってきて、そこにくるまれている人々のうれしそうな表情が確認できます。

 由井さんの「村八分とは残りの二分は残っていることが真意」との話、印象的でした。火事や葬式の時だけでなく、実際にはどんな状況にあっても仲間を見捨てない、永遠に続く共同体の営み、それを守るための様々な儀式があり、その儀式の意味は分からなくても親や祖父母、先祖が続けてきたことを継承することを諒解する心が私たちの中にはあった。しかし戦後の私たちは無自覚にもその意味が分からないといってはそれらをないものにしてきた。その恐ろしく愚かな私たちの罪。その挙句に、裸にされて何物にも包まれない自分を見出し、その不安にさいなまれている哀れさ。

 小倉さんはこの関係の世界をこの伝統的共同体の意識が強くあった土橋という場所で実際に生き、体で感じ取ることができた貴重な方です。幸運にもそのお話をうかがうこともできました。私も、これからのコミュニティについて考え続ける場を仲間とともに持ちたいと思うようになりました。この会も改めてそのような場であると感じ、ありがたく思いました。これからもよろしくお願いいたします。またそのような場で交わりの時を持つ機会がありましたら、自分が考えていることを話してみることもしてみたいとも思いました。 


次回の土曜日の会は、10月19日(土)に開催する予定です。詳細が決まり次第、このWEB上にご案内を載せます。

写真(上) 秩父の通過儀礼(その4)より、民族文化映像研究所:提供

上映作品:秩父の通過儀礼その3 – 若衆組と龍勢、その4-クレ祝儀・モライ祝儀
上映日:9月14日(土)
開場:10:30〜 上映:11:00〜12:45(終了)
菜話会【昼食付き】:13:00〜15:00(終了)
会場:谷戸の下|ささらプロダクション内 【地図】

入場料:
一般 2,000円、会員 1,500円、学生・留学生 1,000円(映画鑑賞のみ)、
一般 3,800円、会員 3,000円、学生・留学生 2,000円 (映画鑑賞+菜話会【昼食付き】)

座席:16名限定

「秩父の通過儀礼-その3 若衆組と竜勢」の解説

若衆組は、村の行事、共同作業、冠婚葬祭などで大切な役割をになってきた。映画は、吉田町の椋神社への竜勢の奉納を軸にした、皆野町立沢の若衆組のはたらきを記録したものである。立沢では、17、8歳から42、3歳までの男性で若衆組を構成している。(民族文化研究所作品総覧より抜粋)

竜勢
©︎民族文化映像研究所

「秩父の通過儀礼-その4 クレ祝儀・モライ祝儀」の解説

成人した若者は、やがて結婚する。伝統的な結婚式は、その地域での社会認知の儀礼でもある。縁談はハシワタシの口ききで始まる。決まると口がための儀礼。嫁婿両家でたてた仲人が、嫁の家に酒樽を届ける。樽入れともいった。樽入れが済むと式をしないで所帯を持つことも、かつては広く行われていたという。(民族文化研究所作品総覧より抜粋)

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