「ものがたりをめぐる物語」はどのような映画ですか、というご質問に答えるのも私自身言葉に詰まってしまうことがありますが、この映画の感想を書くというのも簡単ではなく困ってしまうのではないでしょうか。それでもおよそ150名の方…
View More ご来場者の感想|諏訪映画会 2022.08.27鬼頭秀一さんのコメント|諏訪市文化センター映画会
『ものがたりをめぐる物語』の完成上映会が、昨日、諏訪市であったので、観てきた。この映画のプロデューサーの小倉美恵子さんとは、以前、私が『信濃毎日新聞』の書評委員を務めていたときに、2012年に、同名の映画を書籍としてまと…
View More 鬼頭秀一さんのコメント|諏訪市文化センター映画会「ものがたりをめぐる物語」をめぐって|田中優子(法政大学名誉教授)
ビーナスライン|下諏訪町 国土と風土。本作品はこの二つを、明確に分けた。すごいことだ。そうしなければ見えないものがある。分けることで「風土」が見えてきた。風土は単なる風景ではない。私たちはふだん地上の風景しか見ないが、個…
View More 「ものがたりをめぐる物語」をめぐって|田中優子(法政大学名誉教授)風土を映し出す、その映像が際立っている|守矢早苗(神長官守矢家 第七十八代当主)
画像:神長官守矢史料館 八ヶ岳、富士山、諏訪湖…。それは、茅野の我が家から見える親しい景色であり、思わず見入 ってしまう。森が深い蓼科山あたりから流れ出る清水が川となり、キラキラと光り輝きながら諏訪湖に注ぐ。…
View More 風土を映し出す、その映像が際立っている|守矢早苗(神長官守矢家 第七十八代当主)太古とつながる地底の物語が いま我々に語りかけること|伊東豊雄(建築家)
写真:諏訪湖 少年時代を信州で過ごした私は、 毎日諏訪湖を眺めて暮らしていました。地底には太古につながる秘めやかな物語が存在していたとは露知らずに。物語は自らに問いかけるように静かな語り口で進行しますが、 そのストーリー…
View More 太古とつながる地底の物語が いま我々に語りかけること|伊東豊雄(建築家)哀しさの舞台|内山節(哲学者)
山は川や大地と結び、海につながっている。この結びつきのなかで人は暮らし、そこには風土がつくられていた。この風土は人々に生と死の諒解を与え、その諒解は神仏を人間たちに与えたるとともに、たえず風土の物語を生みだしつづけた。 …
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